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義務学習? [それでもどっこい生きてます]

そういえば、先週のJASAGのシンポジウムで、「教育」と「学習」についてやりとりがあったのですが、この二つの言葉を私は普段まったく意識しないで使っていたことに気づき、唸りました。

ちなみに、goo辞書(大辞林 第二版)によると、教育と学習の意味は以下になります。

きょういく けう― 0 【教育】
(名)スル
他人に対して、意図的な働きかけを行うことによって、その人間を望ましい方向へ変化させること。広義には、人間形成に作用するすべての精神的影響をいう。その活動が行われる場により、家庭教育・学校教育・社会教育に大別される。
「子供を―する」「義務―」「―のある人」
がくしゅう ―しふ 0 【学習】
(名)スル
(1)まなびおさめること。勉強すること。
「新しい教科を―する」
(2)〔生〕 生後の反復した経験によって、個々の個体の行動に環境に対して適応した変化が現れる過程。ヒトでは社会的生活に関与するほとんどすべての行動がこれによって習得される。
(3)〔心〕 過去の経験によって行動の仕方がある程度永続的に変容すること。新しい習慣が形成されること。
(4)〔教〕 新しい知識の獲得、感情の深化、よき習慣の形成などの目標に向かって努力を伴って展開される意識的行動。

教育は教えること、学習は学ぶもの。
同じことを習得するにしても他人から教えられる教育と、自分から学ぶ学習がある。

まぁ、改めて読んでみると当たり前っちゃ当たり前なんですが、全然意識してなかったのです。

「義務教育」は良く聞くけれど、「義務学習」は聞かない。
「生涯学習」は良く聞くけれど、「生涯教育」は聞かない。

んで、ヨノナカで「教育せねば!」と普段連呼していることの何割かは、「学習でいいんじゃないの?」と思ったわけです。

~~追記~~
【学校を元気にする便利サイト~ - 学びの場.com】というものを、ちょっと前に見つけました。
運営主体は、「株式会社内田洋行 教育総合研究所」。

あまりちゃんと読んでないけど、【教育インタビュー:ディア・ピョンヤン監督ヤン・ヨンヒ】を見つけましたので、ご紹介~。

過去記事:
【「Dear Pyongyang - ディア・ピョンヤン」見てきました】


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コメント 2

山さん

お久しぶりです。山さんです。
私は「勉強する」って言葉と、「学習する(学ぶ)」って言葉をわけて使ってます。
それこそ「生涯学習」はあっても、「生涯勉強」はないように、学ぶことと勉めて強くすることは違う気がするので。
学ぶことってものすごく楽しいことだと思うんです。辛いこと、面倒なことも歩けど、何とかなってしまうっていう。
勉強だとその辺のニュアンスが、修行みたいで嫌な言葉だったりします。
もちろん勝手に自分で使っているだけなんですが…。(何せgoo辞書には「学習」=「勉強すること」らしいですから…。(汗))
by 山さん (2006-11-26 01:17) 

ひげたま

ども、おひさしです~。

たしかに勉強ってのは楽しくなく精神論っぽい印象はありますよね。
まさに修行。精神鍛錬込み。
勉強は受動的(外圧的)で、学習は能動的、みたいな感じもします。

でも最近のヨノナカは、学習でもなく勉強ですらなく、「教育」ということばで何かをしようとしていると思います。言うまでもなく教育基本法「改正」の話ですけど。
そういう意識もあって、この記事を書きました。
by ひげたま (2006-11-26 16:54) 

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