岡本太郎美術館に

岡本太郎が気になりだしたのは、いつだったか。

初めに勤めた会社の同僚（デザイナー）がとても好きだったけど、
自分にとっては長い間、「芸術は爆発だ！」と絶叫する変なおじさんだった。

でも、今日美術館にいって思った。

やっぱり、この人はとても自分に影響を与えてくる人だ。

自分の奥にある部分にゆさぶりをかけてきて、起きろ起きろ、爆発しろと
迫ってくる。

私としては、絵よりもオブジェが好きだが、大阪万博の時に作ったと思われる、
「万博の鍵」というのを、今日始めて見て圧倒されてしまった。

万博に鍵があるなんて知らなかった。

別になんてことないかも知れないけど、鍵で開け閉めできるということは、
鍵を開ければいつでも万博が「開く」ということだし、鍵があることで、
万博は実体を超えて、時を超え、存在し続けることになる。

これはすごい。

あと、太陽の塔に内側があるって知らなかったんだけど、これはもう見れないのだろうか。
写真は見たけど、あれは実際にみれば、ものすごいものに違いない。
見たい。激しく見たい。

その他、美術館では何箇所かで生前の岡本太郎のインタビュービデオを流してたんだけど、
閉館時間までずっと見てしまった。

岡本太郎はパワーをもらうというよりは、何かを引き出される感じがして、
それがとても自分に合っている気がする。

行ってよかった。