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GDC2012参加&英語とか [フリーランスエンジニア]

3月5日〜3月9日にかけてサンフランシスコで行われた、GameDevelopersConference(GDC)に行ってきました。
【GDC公式ページ(英語)】


GDCは世界中のゲーム開発者が集まって色々な事例の報告をしたりする集まり&お祭り?です。

会社に在籍している時はうまくチャンスをつかめず、今回が初めての参加だったのですが、なんというか、楽しかったです。

おわり。

・・・と、ここで終わるのもなんですが、うまく書けないんですよね。

GDCから帰ってきてからずいぶん時間が経ってからこの記事を書いているのも、なんかうまく文章にできなくて、でも何かしら記録は残しておきたくてと、うだうだしてたからなんです。

GDCへ参加できたことは楽しかったし、アメリカ本土に行くのも初めてで刺激的だったし、初めての海外一人旅でパニクりながらも自分で色々決めていくことは良い経験にもなったし・・・と、あれこれ感想はあるんですけどね。

ただ、それをシェアできない、シェアすべきではない、という気持ちもまたあるのです。
それはシェアしようとして経験を語った言葉が、とてもウソくさく感じてしまう自分がいるからです。
語ろうとするとポジショントークみたいなものにしかならない感じで、日本と北米の比較やら、勉強になったやら、そういうキラキラしていたり、力こぶが入っていたり、妙に上から目線だったり、当たり障りの無くてありきたりな言葉しか書けそうにないのです。

なんなんでしょうかね。我ながら気持ち悪いです。

そんな中で、とりあえず地味にひとつ言えるのは、ずっとメディアを通じたイメージでしかなかった他の国の開発者に会って、「ああ、同じ様なことで悩んだり格闘してたりする、自分達と変わらない開発者なんだなぁ」と思ったことでしょうか。なんとも間抜けな感じですが、それでもちょっと楽になった感じです。

特に企業に属さずやっている独立系の開発者のセッションでは、失敗事例の報告もざっくばらんで、「やっぱ大変だよねぇ」としみじみしました。ゲーム開発に限らないでしょうが、物事を進めるのに無敵で便利な「魔法」なんてないんですよね。ちょっと残念な気もしつつ、だからこそココから何かできるかも、とも思います。

★ ★ ★

空いた時間で観光もしましたよ。

フィッシャーマンズワーフ(Fisherman's Wharf)の看板

カリフォルニア科学アカデミー(California Academy of Sciences)の中にある水族館

ゴールデンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)の途中の休憩所


その他にも、サンフランシスコ近代美術館(San Francisco Museum of Modern Art)、アジア美術館(Asian Art Museum)、デ・ヤング美術館(de Young Museum)を観たりしました。

アメリカに行っても博物館巡りって感じですが、デ・ヤング美術館はアフリカ展をやっていて、それがとても良かったです。


★ ★ ★

一応、英語のことも触れておきます。

まぁ、ちょっとした苦労は人に話したくなるものでして、これからアレコレ書きますが、つまんなかったり嫌な感じがしたら読まないでくださいませ。英語の話ってどんな話であってもコンプレックスを刺激されやすい感じがして自分でも苦手だったりしますから。

まずGDCと英語について。

私の英語力は去年10月末の時点でTOEIC350ぐらいです。(3月18日に再受験して結果まち)

その私がGDCのセッションを聞いていて理解できた内容は、スライドがあれば5割ぐらい、スライドがないものは2割ぐらいでしょうか。
今の私は、単語が聞き取れても頭の中で意味を組み立てることができなくて、話の流れで推測していることがほとんどですから、言葉として正確に理解できている部分はかなり少ないはずです。
それでも、それなりに理解できた感じがあるのは、GDCはゲーム開発がテーマなので、今までの経験によるところが大きいからだと思います。

行く前は「全然わからなくて、つまらなくて、寂しかったらどうしよう、泣いちゃうかも・・・」と不安でしょうがなかったのですが、自分のわかる範囲でも十分楽しかったです。本当によかった・・・。

あと、GDC以外での英会話。

持っていったのは「指差し英会話」のミニ本と電子辞書。

何かをお願いする言い方や、質問の仕方などは、指差し英会話のフレーズ&ジェスチャーでほぼ対応できました。会話中に余裕が無かったこともあり、実際に本を見せることはありませんでした。

ホテルでシャワーの使い方がわからなくて質問したり、バスや地下鉄などでわからないことを近くの人に聞いたり、レストランで注文したり、、、と、色々わからなくてオタオタしてばっかりでしたが、観光地だったこともあるのか相手もそういう人に慣れていて丁寧にゆっくり対応してくれました。

ちょっと困ったのは突発的に質問された時と雑談でしょうか。

質問されるとフリーズしてしまうことが多かったのですが、わからないのだから素直に聞き返す様にできれば良いだろうなぁ、と思ったり。まぁ、私は日本でも質問したり聞いたりすることが苦手なので、言葉の問題とはちょっと違うかも知れません。

あとはつきなみですが雑談がもっとしたかったです。
みなさん気軽に話しかけてくるので、色々聞きたくてもフレーズがでてこなくて、むむむ〜、となったりして。



★ ★ ★

全体を通じて、自分の英語の伝わる程度と理解できる程度というのが少しは分かったことと、その場でのルールやマナーを理解しているかどうかと言語の能力は別なんだな、ということが分かったことは収穫でした。

あと、一人でいることが多かったので、言語の問題もさることながら、「晩ご飯をどこで食べるか?」「お土産をどうするか?」など、小さいこともすべて自分で決めないといけないのが、結構負担でありました。これは国内を一人旅するようになった時に感じていたことと基本的には同じです。

自分は誰かがいるといつも人に合わせてしまうので、「やりたいこと」や「したいこと」がなかなか分からないのですが、久々の一人旅は改めてそのことを気付かせてくれました。

あと1週間英語に接してみて、特にGDCのセッションを毎日長い時間聞いていて思ったのは、「英語に脳みそで無理に抵抗しない」で「耳から入れて脳みそを通過させながらイメージを味わう」という経験をしながら英語に慣れていくのは、もしかしたら自分に合っているのかな?ということでしょうか。意味を理解できているわけじゃないのに不思議とその感覚が楽しかったんですよ。ちょっと抽象的ですが、そんなことを思いました。

・・・と、GDCに行ったことはとても良かったのですが、飛行機代で10万、ホテル6万、GDCのチケット(安いやつ)7万ぐらい、その他、旅行保険や食費で数万かかって、トータル30万以上使いました。ということで、毎年気軽に行くのは厳しそうです。むむむ〜。

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