吉本隆明とマルクス [いま、ここ、わたし]
去年、本を大量に処分しました。
自分が好きだった本、大切に感じた本だから残してあったわけですが、それがいつの間にか執着みたいになってる気がして、思い切ってほとんど売ったんです。
そんな大処分の中、残った内の一冊がこれ。
好きだから残したというよりは、なんでか気になって売れなかった。
たぶん1、2回しか読んでないし、そこまで内容に引き込まれたわけじゃない。
読んで理解出来た気もしてない。
でも、吉本隆明には、ずっとゆる〜く心惹かれている。
自分でも不思議です。
そして、その残った共同幻想論をペラっとめくったら、こんな序文があってのけぞるわけです。
実は、先日読んだ「現代日本の思想」や「現代カトリシズムの思想」にもマルクスが出てきて、びっくりしてたんです。
まさか、吉本隆明でもマルクスが出て来るとは...。
...と思いつつ、吉本隆明とマルクスで検索したら、吉本隆明自身による「カール・マルクス」って本まであるんですね。
そっかぁ。
自分が知ろうとしてなかっただけで、色々な人がマルクスに影響を受けているんだな。
★ ★ ★
共同幻想論じゃなくて転向論についてですが、自分の昔の書評でちょっとだけ書いてました。
【2011-05-24:「吉本隆明と親鸞」高橋 順一】
この怖さって、震災から7年経った今も同じように感じています。
こうやって書評を残しておくの、いいもんですね。
過去の自分が本から何を感じたり、考えていたりしたのかって、結構大切。
過去を忘れるのでも、都合よく思い返すのでもなく、自分の思考の歴史をつかむことができる。
今自分が感じたり考えたりしていることが、ただの刺激による反応や反射なのか、それとも自分自身に根をはったものなのかが、少し見えてくる。
日本共産党への応援の流れで、偶然にマルクスに出会ったと思っていたんですが、どうも、そうではないかもしれない。
逆に、自分の根っこにマルクスと親和性が高いものがあるのかもしれないですね。
吉本隆明を経由して、マルクスに近づいてみようかな。
せっかく出会ったんだし。
★ ★ ★
関連書籍:
検索で見つけた書評:
【遠方からの手紙(別館) 吉本隆明 『カール・マルクス』】
自分が好きだった本、大切に感じた本だから残してあったわけですが、それがいつの間にか執着みたいになってる気がして、思い切ってほとんど売ったんです。
そんな大処分の中、残った内の一冊がこれ。
好きだから残したというよりは、なんでか気になって売れなかった。
たぶん1、2回しか読んでないし、そこまで内容に引き込まれたわけじゃない。
読んで理解出来た気もしてない。
でも、吉本隆明には、ずっとゆる〜く心惹かれている。
自分でも不思議です。
そして、その残った共同幻想論をペラっとめくったら、こんな序文があってのけぞるわけです。
国家は幻想の共同体だというかんがえを、わたしははじめにマルクスから知った。
実は、先日読んだ「現代日本の思想」や「現代カトリシズムの思想」にもマルクスが出てきて、びっくりしてたんです。
まさか、吉本隆明でもマルクスが出て来るとは...。
...と思いつつ、吉本隆明とマルクスで検索したら、吉本隆明自身による「カール・マルクス」って本まであるんですね。
そっかぁ。
自分が知ろうとしてなかっただけで、色々な人がマルクスに影響を受けているんだな。
★ ★ ★
共同幻想論じゃなくて転向論についてですが、自分の昔の書評でちょっとだけ書いてました。
【2011-05-24:「吉本隆明と親鸞」高橋 順一】
先日、転向論を読んだのは、震災後、自分を含め人がバラバラになり対立していく感じが怖くて、それを終戦後の転向の問題と似た現象としてとらえ直すことができるのかな、と思ったからです。
この怖さって、震災から7年経った今も同じように感じています。
こうやって書評を残しておくの、いいもんですね。
過去の自分が本から何を感じたり、考えていたりしたのかって、結構大切。
過去を忘れるのでも、都合よく思い返すのでもなく、自分の思考の歴史をつかむことができる。
今自分が感じたり考えたりしていることが、ただの刺激による反応や反射なのか、それとも自分自身に根をはったものなのかが、少し見えてくる。
日本共産党への応援の流れで、偶然にマルクスに出会ったと思っていたんですが、どうも、そうではないかもしれない。
逆に、自分の根っこにマルクスと親和性が高いものがあるのかもしれないですね。
吉本隆明を経由して、マルクスに近づいてみようかな。
せっかく出会ったんだし。
★ ★ ★
関連書籍:
検索で見つけた書評:
【遠方からの手紙(別館) 吉本隆明 『カール・マルクス』】
2018-02-19 15:56
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