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漢詩を読め、と言われたこと [いま、ここ、わたし]

去年の6月4日に久々に飯能に行った記事を書いた。

【ひげたまブログ:ひさびさ飯能】

実はこの時、飯能河原でぼーっと川面を眺めてたら、ある年配の男性に声をかけられた。

男性「今日は仕事は休みなの?」
私「今、仕事してないんですよ」
男性「え?どうして?」
私「仕事でいろいろあって。心が持ちそうになかったので辞めたんです」
男性「今はそういうの多いね。息子もそんな感じの事言ってるよ」
私「そうなんですか」
男性「漢詩、読んだことある?」
私「え?いえ、ちゃんと読んだことはないです」
男性「漢詩はいいよ。自分はそれで生きてきたんだ」
男性「何をするかじゃなくて、いかに生きるかを考えないといけないよ」
男性「漢詩はそれを教えてくれる。世の中の流れに従えばいいわけじゃないんだ」
男性「私は教師を定年退職したけど、こうやって河原のゴミ拾いの仕事を続けてる」
男性「小さい仕事だけど必要な仕事で、自分はそうして社会とつながっているんだ」
男性「とにかく、今からでも漢詩を読むといいよ」

男性はそんな感じのことを話して、「じゃあ」と仕事に戻っていきました。

たぶん、私が悩んでそうに見えたから声をかけてくれたんだと思う。

途中、彼に生まれた年を聞いたんだけど、父とほぼ同じ年だった。

6月4日は亡くなった父の誕生日だったから、なんとなく父からの助言の様にも思ったのでした。

その後、漢詩を読んだわけではないけれど、今でもたまに思い出すから、こうして書いてみました。

そろそろ父の命日の5月28日です。

IMG_4830.JPG
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