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「失踪日記」吾妻ひでお [それでもどっこい生きてます]

かわいい絵の失踪&ホームレス&アル中漫画家日記です。
面白いのでするする読んでしまいますが、ちょっと立ち止まると書いてあることは凄いです。面白くて身につまされる、そんな本...。
とくにアル中で入院してるところは、「なんでアル中になっちゃったんだろう」とか「どうせ肝硬変で死ぬからバリウムなんて飲まない~!」とか、子供返りしたみたいな描写も多くて、読んでると切なくなってきます。

ま、焼き鳥やで酒飲みながら全部読んだんですけどね!

多少近い感じの本だと、松井計の「ホームレス作家」かなぁ。漫画じゃない分、ちょっとシリアスですが。
失踪とかアル中とかホームレスとかの実体験は読むの好きです。
自分も一歩道を間違えれば、こういうことになる気がすごくするんですよね。
自分の努力で「正しい」道を選べてるんじゃなくて、運なんだと思うんですよ。そう思うのって変ですかね?

なんだろう、いつか世の中に適応できなくなる恐怖、いつか自分も無理がたたってこのまま立ってはいられなくなる不安、みたいなものは、常に感じます。(実際、5年前に前の会社辞めた後は、かなり危なかったし...)

今日は、

と買ってきたんですが、「タナトスの子供たち」の副題が「過剰適応の生態学」ってなってて、過剰適応って誰が言い出した言葉なのか知らないですが、20代中盤ぐらいから「自分は過剰適応してるよなぁ」って思ってたんです。
主に仕事や周りの人に対して、ですけれど。
もちろん、それが金を稼ぐために有利に働くことは多いです。だって、自分のいうこと聞いてくれて、さらに自発的に効率的にこなしてくれる人間がいたら楽ですもん。そういう人は便利に使われます。当たり前。

でも「それでいいのか?」と思うわけです。

「失踪日記」には、山下洋輔の「好きなことやってないやつの顔はゆがんでいる」ってことばがでてくるんですけど、身につまされます。この辺のくだりは自分にも心当たりがあるんで、読んでると考えさせられます。

あー!なんか沈んでいく~!
とりあえず、お風呂入って寝ます。

あ、なぜかシャックリまで出てきました。何年ぶりだろう?寝れるかしらん...。


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