「孤独と不安のレッスン」鴻上尚史 [それでもどっこい生きてます]
「なんで一人で旅行するの?」と聞かれることがあります。
「寂しくない?」とか「それ変じゃない?」とか言われたりもします。
さらに目的地が博物館やお寺なので地味度もあがり、「彼は違う世界に行ってしまった…」と思われることもあります。(笑)
私もはじめは「一人で旅行なんて寂しいし嫌だ」と思っていました。
でも、「自分には一人旅が必要だ」という意識がはっきりあって、一人で旅行する様になったのです。
なんで、自分には一人旅が必要なのか。
この本の最初に「どんなものを信じても、受け入れても、人は一生、孤独と不安から自由にはなれない」というフレーズが出てきます。私もまったくその通りだと思うわけです。
孤独と不安を完全に消すことはできない。
多分それが私が「自分には一人旅が必要」と強く思った理由です。
こういう話をすると、「ひとは一人で生まれて一人で死ぬって話か?」と思われるかも知れませんが、そういう話じゃなくてもっとナマナマしい「とりあえず明日を生きのびるための知恵」みたいなことです。
鴻上さんはやさしくていねい真剣でゆっくりと「孤独と不安」について考えていること感じていること、こうだったらちょっと素敵なんじゃないかと思うことについて語っています。
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