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「「分かりやすさ」の罠―アイロニカルな批評宣言」仲正昌樹 [それでもどっこい生きてます]

このblogを書いてて最近良く思うのは「自分に知識がなくても、もうちょっと政治とかのことを書く必要があるんじゃないか」ってことなんですが、この本は、そんな悩みをものの見事に粉砕してくれました。

簡単で分かりやすい言葉にのって、敵だの味方だの言ってないで、きちんと調べて考えろ、バカ、ってなことがざくざくかかれてます。
著者のスタンスだと、私は”うじ虫”レベルです。
かなりパンチが効いてます。くそー。

でも、書いてあることはもっともだと感じます。

右でも左でも”分かりやすいもの”に扇動されるなと。
「細かいことはおいておいて今はまず反対しなきゃ!」なんて焦ってものを言うなんてのは、単に対立を生むだけで意味がないんだと。

~~次の記事「ラディカリズムの果てに」に続く~~


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