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「働くということ - グローバル化と労働の新しい意味」ロナルド・ドーア [それでもどっこい生きてます]

グローバルな経済の分析ではなく、「人が働くっていうことはどういうことなのか」という観点で、今の世の中を見た本です。かなりウェットな内容。
「結局世の中金なのか?」という問いに対して、現状はそういえるという面と、その現状は未来も続くとは言い切れないという面で、色々な角度から考えを提示しています。

「金はいらない!」とはいわないけど、「金だけじゃうまくいかないなぁ」というのが、自分の実感ではあるんですが、そういう実感に近い感じ。
今の世の中の効率重視には、ちょっとついていけないのですよ。自分も他人も大事にしないシステムに乗っかり続けるのは本当にツライ。せめて誰かが救われないと続けられない。

筆者は1987年に「イギリスの工場・日本の工場」という本を出したりしていて、日本には詳しい感じです。
ただ翻訳が良くないのか、講演したものを文章に起したからなのか、ちょっと読みづらかったです。


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