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「ヨブ―奴隷の力」アントニオ ネグリ [それでもどっこい生きてます]

なぜこの世の中に悪はあるのか。
もし善なる神さまがこの世を創造したなら、なぜ悪があるのか。
別に宗教うんぬんではなく、「神さまってなによ?」ということを考えたことがあれば、誰でも持つ疑問だと思います。

読んだことないので、この本からの受け売りになっちゃいますが、旧約聖書の「ヨブ記」は、そういう「なぜ善なる神は悪をゆるすのか」ということを題材にしたものとのこと。

そのヨブ記を題材にして、絶対なるものを相対化する力、神のルール(支配)から自分を自分のままで立ち上げることについて、この本は語っています。

・・・って、なんか良く分からない書き方ですが、実はとても難しい本だったのです。
なんとなく言ってることは分かるんですけど、自分の言葉で説明できるほど理解できたとはいえません。

でも、あえてもうちょっと書いてみます。未来の自分が見て唸るぐらいの意味不明さを目指して!

本来、人間が理解できないもの、見ることのできないもの、そういうものを人は「神」と名づけたわけですけど、その神の理不尽なルールをただ受け入れるのではなく、「理不尽である」といい続けること、「神は神だから神だよね」みたいな盲目的な視点に立たないこと、でも神の存在は信じ続けること、哀しみの中でもだえ続けること、そういうどうしようもない絶対的な矛盾を抱えながらもそれを超えようとするところに、「自分の力」「新しい何か」の兆しがみえてくるのじゃないか、みたいなことを、この本は言っているのだと思います。多分。きっと。

いや~、本当に難しかったのです。ハイ。


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