「母よ!殺すな」横塚 晃一 [それでもどっこい生きてます]
脳性マヒ者の団体である「青い芝の会」で活動をしていた、横塚 晃一の文章や講演の記録をまとめた本。
うまく歩けない、うまくしゃべれない、ウンコを自分で取れない。
何かが「できない」なら、だまっていなければいけない。
人の迷惑にならないように小さくなっていなければいけない。
生きさせていただいていると感謝しなければいけない。
一緒に生きることに疲れた母親に殺されても文句は言えない。
そんな流れに、「何か出来なければ生きていてはいけないのか」「私は殺されなければいけないのか」と、怒りを押さえることなくぶつかっていく。そんな叫びの様な本。
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