『昭和八十四年 1億3千万分の1の覚え書き』観ました

アップリンクにて、「昭和八十四年 1億3千万分の1の覚え書き」を鑑賞。

【UPLINK：昭和八十四年～１億３千万分の１の覚え書き】
【公式ブログ：昭和八十四年 1億3千万分の1の覚え書き】

BC級戦犯として裁かれた、飯田進さんを追ったドキュメンタリーです。

戦争についての話だけかと思いきや、サリドマイドにはじまる薬害訴訟の話も
大きく取り上げられていて、その一つ一つに全身で向かっていく飯田さんの
力強さに圧倒されます。

そんな彼の力強さを支えるものは何なのか、どこから来ているのか、映画を観ながら
ずっと考えていました。

彼を「もともと強い人だから」、「自分とは違う」と思うのは、とても簡単で楽チンです。
「戦争を経験しているから」、「障がいを持った息子さんがいたから」、なんでもいいです。

そんな彼の力強さを支えるものの理由を探して、振り返って自分はどうだろうと、
反省するそぶりはできます。

でも、多分、自分の力強さを支えるものは、人から借りれるものじゃなくて、
自分の中から見つけるしかない。

それはもしかしたら、人から見ると、びっくりするぐらい、おかしなものかも知れない。
もちろん映画になんてならないし、人に自慢できるものではないかも知れない。

でも、それでも、自分を支えられるものは、自分の中から出てきたものだけしか
ないんじゃないか、と思うわけです。

なんちて。

★　★　★

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