コミュニティでサバイブする、ということ [それでもどっこい生きてます]
お酒を控えております。
きっかけは、ひと月前ぐらいに通風発作になったことなんですが、お酒を飲まずに飲み会にいたりしていると、そもそも自分はなんで大量のお酒を飲むのか、疑問になってきたんですよね。
お酒を沢山飲む様になったきっかけは、明らかに就職です。
私が就職したのは1990年(※5/24訂正)ですから、年功序列も終身雇用もきっちり機能していましたし、新卒で就職ができない、なんてことは、あまり想像できませんでした。
今から考えると、職を得て経済的に独立しようと思う人にとっては、とてもラッキーでした。
そんな時代に就職した私は、会社に入る前、いくつか不安がありました。
それは、主にコミュニケーションについてです。
たとえば、野球などのスポーツに興味がなかったので、一般的に会社員が話題にするであろう、それらの話題についていけるか。
あと、色恋ネタが苦手だったので、そういう話をどうやって切り抜けるか。
つまり、「会社員が一般的にする会話」と私が思っていたものから逃げ切ることができるかが、私の就職に関する主な不安だったのです。
仕事内容含め、ゲームに関することについては不安はありませんでした。あったとしても自信のなさからくる焦り、みたいなものでした。
んで、そのコミュニケーションへの不安に対する具体的な対応策が、「飲み会の席で大量にお酒を飲み、はしゃぐ」ということだったんです。
仕事場は仕事をキチンとすれば逃げ切れます。ゲームの会社からだからか、仕事に閉じこもってコミュニケーションをあまりしない人は沢山いましたから。
でも、飲み会ではそれが通じません。
幸い自分はお酒が強かったので、新人歓迎会でお酒を大量に飲み、カラオケではしゃぐことで、「そういうわかりやすい新人」の立場を確保することができました。
それ以来、飲み会では主にお酒を沢山飲みはしゃぐことで、自分が苦手な話題には答えないことができました。
そんな「フリ」の内、はしゃぐことについては、だんだん無理が来て嫌になり、ここ1年ほどは大人数の飲み会は極力出ないことにしてきました。
ただ、お酒を大量に飲むことは「好きなんだ」という思い込みのまま来ていたんです。
んで、今回、通風発作がおきて強制的にお酒を控えるしかない状態で、自分の送別会(基本は断れないですよね。まぁアレコレ話はしたいし)に出てたりしていて、主賓であり最もお酒を飲むべき立場なのに飲まない、という経験を何度かしていて、「あれ?飲まなくても嫌じゃないな。お酒好きなんじゃなかったっけ?なんだろこの感じ?」と思ったんですよね。
そんなことを、ぼんやり思ってたどり着いたのが「会社員として、コミュニケーションのために大量のお酒を飲んでいた自分」だったのです。
これはちょっと衝撃でした。
それと同時にいままで無理してがんばってきた、自分をいとおしく感じました。
★ ★ ★
くだらない話をします。
会社のみならず、学校でもNPOでも、そして家庭でも、新しいコミュニティに継続的に入っていくとき、「新人」はレベル0からはじめなければなりません。
自分をメンバーとして最下層に置かなければなりません。
レベル0から初めて、他のメンバーに「認められ」、発言が「許され」、能力があれば「抜擢され」、何かを「まかせてもらえる」状態になります。
ただ、どこまでいってもあくまで主導権は「自分より前に参加したメンバー」にあり、自分にありません。
そして、その中で一定の立場(能力などには関係しません)を得られた人は、自分より新しいメンバーに対して、「認め」「許し」「抜擢し」「まかせる」人になります。
そういうコミュニティ文化の中で長い間サバイブしてきたなと、会社を辞めた今、思う訳です。
今もコミュニティでがんばっている人、これからがんばる人、離れた人、離れようとしている人、それらすべての人が、自分を損なうことなく、自分を大切に生きていってほしいと思います。
私も、ただにこやかに笑っていきたいと思います。
きっかけは、ひと月前ぐらいに通風発作になったことなんですが、お酒を飲まずに飲み会にいたりしていると、そもそも自分はなんで大量のお酒を飲むのか、疑問になってきたんですよね。
お酒を沢山飲む様になったきっかけは、明らかに就職です。
私が就職したのは1990年(※5/24訂正)ですから、年功序列も終身雇用もきっちり機能していましたし、新卒で就職ができない、なんてことは、あまり想像できませんでした。
今から考えると、職を得て経済的に独立しようと思う人にとっては、とてもラッキーでした。
そんな時代に就職した私は、会社に入る前、いくつか不安がありました。
それは、主にコミュニケーションについてです。
たとえば、野球などのスポーツに興味がなかったので、一般的に会社員が話題にするであろう、それらの話題についていけるか。
あと、色恋ネタが苦手だったので、そういう話をどうやって切り抜けるか。
つまり、「会社員が一般的にする会話」と私が思っていたものから逃げ切ることができるかが、私の就職に関する主な不安だったのです。
仕事内容含め、ゲームに関することについては不安はありませんでした。あったとしても自信のなさからくる焦り、みたいなものでした。
んで、そのコミュニケーションへの不安に対する具体的な対応策が、「飲み会の席で大量にお酒を飲み、はしゃぐ」ということだったんです。
仕事場は仕事をキチンとすれば逃げ切れます。ゲームの会社からだからか、仕事に閉じこもってコミュニケーションをあまりしない人は沢山いましたから。
でも、飲み会ではそれが通じません。
幸い自分はお酒が強かったので、新人歓迎会でお酒を大量に飲み、カラオケではしゃぐことで、「そういうわかりやすい新人」の立場を確保することができました。
それ以来、飲み会では主にお酒を沢山飲みはしゃぐことで、自分が苦手な話題には答えないことができました。
そんな「フリ」の内、はしゃぐことについては、だんだん無理が来て嫌になり、ここ1年ほどは大人数の飲み会は極力出ないことにしてきました。
ただ、お酒を大量に飲むことは「好きなんだ」という思い込みのまま来ていたんです。
んで、今回、通風発作がおきて強制的にお酒を控えるしかない状態で、自分の送別会(基本は断れないですよね。まぁアレコレ話はしたいし)に出てたりしていて、主賓であり最もお酒を飲むべき立場なのに飲まない、という経験を何度かしていて、「あれ?飲まなくても嫌じゃないな。お酒好きなんじゃなかったっけ?なんだろこの感じ?」と思ったんですよね。
そんなことを、ぼんやり思ってたどり着いたのが「会社員として、コミュニケーションのために大量のお酒を飲んでいた自分」だったのです。
これはちょっと衝撃でした。
それと同時にいままで無理してがんばってきた、自分をいとおしく感じました。
★ ★ ★
くだらない話をします。
会社のみならず、学校でもNPOでも、そして家庭でも、新しいコミュニティに継続的に入っていくとき、「新人」はレベル0からはじめなければなりません。
自分をメンバーとして最下層に置かなければなりません。
レベル0から初めて、他のメンバーに「認められ」、発言が「許され」、能力があれば「抜擢され」、何かを「まかせてもらえる」状態になります。
ただ、どこまでいってもあくまで主導権は「自分より前に参加したメンバー」にあり、自分にありません。
そして、その中で一定の立場(能力などには関係しません)を得られた人は、自分より新しいメンバーに対して、「認め」「許し」「抜擢し」「まかせる」人になります。
そういうコミュニティ文化の中で長い間サバイブしてきたなと、会社を辞めた今、思う訳です。
今もコミュニティでがんばっている人、これからがんばる人、離れた人、離れようとしている人、それらすべての人が、自分を損なうことなく、自分を大切に生きていってほしいと思います。
私も、ただにこやかに笑っていきたいと思います。
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