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在野ということ [それでもどっこい生きてます]

なんとなく気になって、在野という言葉を検索していたら、以下の記事にぶつかった。

【マガジン航:在野研究の仕方――「しか(た)ない」? posted by 荒木優太(日本文学研究)】

どうやら在野の文学研究者の方の記事らしい。しかも2013年4月と割と最近の記事だ。

更新の少ないこのブログで紹介するからには、私にはインパクトがあった記事な訳で、できれば全部読んでもらいたいが、印象に残った箇所を数カ所引用してみる。

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ほとんど無料(フリー)で研究成果をネット上で提供する。その代わりに、例えば図書館に通う際の電車賃ぐらいの、例えば資料のコピー代くらいの、例えば眠気覚ましに飲むコーヒー代くらいのお金を、読者の気が向いたときにいただくことはできないか。(中略)。商売をしたいわけではない。しかし完全無給のボランティアでもない。その際の応援手段は電子本購入でも紙の本購入でも構わない。儲ける「しかない」のでもなく、ボランティア「しかない」のでもなく。その間には無限のグラデーションがある。
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本は専門書らしからぬ文庫の形にした。(中略)高価で分厚く重い専門書の読書を支えるには、高いリテラシーと読書に割ける一定の暇と腰が痛くならない椅子が必要だ。しかし、それを手に入れられない者たちには研究にアクセスする資格がないのだろうか。私は断じて否だと思う。通勤しながら、労働しながら、夜風呂に入りながら、それでも可能な研究の形が存在しないと、一体誰が決めたのだろうか。
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この記事に、自分がフリーランスとして活動をしたり、学校の講師をしたりしながら、「なにか」を見つけようとしているその試行錯誤の理由の一旦を見た気がしたのです。
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