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【書評】チップチューンのすべて All About Chiptune: ゲーム機から生まれた新しい音楽 [いま、ここ、わたし]

1990年に発売された、ソルスティスというイギリスのファミコンゲーム

当時、どんな経緯か忘れたんですが、発売後、すぐに手に入れて、その音楽にものすごい衝撃を受けたんですよね



とにかく圧倒的だった

アクション系パズルはもともと好きだったので、ずいぶんやりこんだ記憶があります


コンピューターの黎明期から続いてきた、コンピューターで音楽を奏でること

この本には、コンピューターの音源で音楽を奏でる魅力にとりつかれた人たちが、世界中で色々な活動をしてきたこと、今もしていることが、詳細に(本当に詳細に)書かれています

ソルスティスも出てきます

その詳細さに圧倒されながら読んでいたんですが、途中から、その詳細さとボリュームが自分のちいさな経験とリンクしてきて、なんというか、ひとりじゃない感、世界はつながってる感が、押し寄せてきました

すごく生々しい

情報として受け取ったというより、ひとりひとりの生き方そのものが迫ってきた感じでした

自分が好きなものを肯定して、それを使って自分を表現していく

世の中の主流な流れと、自分が好きなものは必ずしも一致しない

それでなんの問題もない

それを当たり前にして生きていく

そんな読み方をした本でした
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