「近代思想再考」「グイン・サーガ93巻」 [それでもどっこい生きてます]
こんにちわ。
「近代哲学再考」読み終わりました。「自由」「平等」「市民社会」などの近代で発生した「概念」がどういう流れで発生して、今に至っているのか、また、これらの概念が、現代において否定的に扱われる場合あることについて、それの妥当性などを取り扱った本でした。
面白かったです。この人の文章が良かったのかも知れませんが、納得できる道筋で分かりやすく、近代思想の流れについて説明してありました。
内容は全然違うのですが、この前読んだ「現代思想のパフォーマンス」と似たスタンスで書かれた本に思いました。あなたも「生きた思想」への道筋を考えませんか?という感じでしょうか。
しかし、この辺の本を読んでて思うのは、その本で取り上げられている人(たとえばヘーゲルとかカントとかフーコーとか)の本や時代背景を知っていて読めば、もっと色々と思うことがあるのだろうなぁ、ということですね。
元の本を自分で味わっていないので、その本の解釈について、筆者の考えを読んでも「なるほどそういうものか」としか思えないのが、ちょっと残念です。むむむ。
が出ていたので、買ってきました。これは、今日、明日で読んでしまうことでしょう。
次は、大江健三郎の「懐かしい年への手紙」かな。
では、また。
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