BIG TOMORROW [それでもどっこい生きてます]
こんにちわ。
みなさん「BIG TOMORROW」って雑誌、知ってますか? 「同僚と差をつける10のテクニック」とか「入社2年目、同僚のあの子を落とす」とか、そういう「金」と「女」についての上昇志向バリバリの月刊誌です。
20代中盤まで「BIG TOMORROW」はよく読んでました。自信があるわけでもない状態で社会にでて、スキルをつけ、先に進んでいく為の方法を模索していた時期でしたので、そういう本に何か答えを求めていたのだと思います。
今思えばそのころは「やりたいこと」について、迷いはほとんどなかったんだと思います。
だからこそ「やりたいことをやっていく為にはどうすればよいか?」を単純に求めていけたのだと思います。
ただいつのころからか、目的よりも「どうすればよいか?」という方法論を探求する方にどんどん染まっていったように思います。現実のあわただしさに必死でついていった結果かも知れません。自分で考えた方法論がうまくいった時のうれしさにおぼれてしまった結果かも知れません。
とにかく、30代になって気がついたときは、色々とこなすことダケがうまくなっていて「なんでこれやってるんだろう?」という状態でした。
今もまったくそこから抜け出せていません。
「この人にモノを頼むときは、こういう手順でやらないとヘソ曲げられてうまくいかない」とか「この人にはあいまいな頼み方すると絶対うまくいかないから内容、期限、ともにハッキリ」とか「この人は細かくいうと絶対反論してくるからあいまいに頼む」とか、そういう「職場ノウハウ」ばかりが積みあがっている気がします。
巷のノウハウ本で「上司はおだてて使え!」とか「バカな部長になれ!」とか書いてあるのをみると、なんだかなぁと暗い気持ちになります。それこそ、若いときは、そういう本も十分に役にたったという事実もあり、よけいに暗い気持ちになります。
みなさんは、日々つらつら仕事をこなしていて、そういう考えに襲われたりしませんか?
「効率的に仕事をこなす」という考え方自体が、もうその流れに参加することになるので、生きて、現代で、仕事をしていく以上、そこから逃げ出すか放り出すかしない限り、抜け出すことはできないような気がしています。
「生きてるだけで丸儲け」という境地に達するしかないような...。極端ですかねぇ。むむむ。
では、またー。
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