「魔の山」トーマス・マン [それでもどっこい生きてます]
やっと、読み終わりました...。
流れのある一本のお話、というよりは、主人公を観察した日記みたいな感じでした。
生き方の定まらない青年が、色々な人の影響を受けつつ、いろんなことを思ったり考えたりする。主人公を含めて、色々な人がいるなぁ、と思わせられる構成になっています。
生き方、宗教、哲学、思想、なんと言ってもいいですが、そういう人の多様さを、これでもか、という感じで書いています。
結末があいまいなのが、この話には非常に合っていたと思います。人生は結末がないですからね。
・・・しかし、長かったです。
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