平面ガエルと普通のカエル [それでもどっこい生きてます]
「ど根性ガエル」で今でも忘れられないエピソードは、ピョン吉が普通のカエルに戻りたくて、色々な手段を使ってシャツから剥がれようとする話です。
ピョン吉はシャツから剥がれたい、平面ガエルじゃなくて普通のカエルに戻りたいと思っている、ヒロシは、このままでいいんじゃないか、一緒にいられればいいんじゃないかと思いつつも、ピョン吉が望む様にシャツからピョン吉を剥がそうと努力する。
最後の方のシーンで、やっとシャツから剥がれた(とヒロシが思い込んだ)ピョン吉は、「ケロケロ」としかしゃべれない普通のカエルになります。
ヒロシはショックを受け泣きながらも、ピョン吉が普通のカエルになってよかったと言うのです。
それを後ろで聞いていたピョン吉(もちろん剥がれていない)は、普通のカエルじゃなくて良い、シャツに張り付いた平面ガエルで良い、ヒロシと一緒にいると泣くのです。
小さいときの記憶なんで、細かいところは違っているかも知れません。
「それでもどっこい生きてます」というカテゴリーは、なんとなく「ど根性ガエル」をイメージして付けたものなのですが、このエピソードの記憶、普通のカエルじゃなくていい平面ガエルでいいみたいな感覚があったのかも知れないな、とふと思いました。
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