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失敗しながら育っていく [いま、ここ、わたし]

昨日、友達と多摩川を散歩していて出た話。

何かを決めてやる時、試験や何かの大会みたいに、ゴールがはっきりしてて枠組みが変わらないのなら、それに向けて期間や目標を限定して向かっていってもいいけど、もう少し漠然とした、たとえば世の中を良くしていきたい、とか、人を育てる仕組みを考えたい、とか、そういうものは、目標を限定して目指す、というよりは、方向だけをふわっと決めて、やれそうなことをやりながら、流れに身を任せていくのがいいのではないか、そうじゃなく目標とかを決めてやろうとしてしまうと、どんどん変化する状況を受け入れられなくて苦しくなっていくのでは、みたいな話をした。

あと、1990年前後までは、会社などで人を育てるのは当たり前だったけど、90年代中盤以降は、そういう流れがなくなっていったこと。

そして、それは育てる側だけじゃなく、育てられる側にも言えて、一緒にいて失敗を受け止めてもらいつつ時間をかけて育ててもらう経験がないと、それを受け取ることができない(変な押し付けに感じてしまう)んじゃないか。

また、最近、自分で体験して失敗して学んでいくというより、ネットなどで正解を探して、あくまで失敗しない方法でそれに向かっていくやり方は、時間をかけて自分に向かい合って育てる(育てられる)こととは違うんじゃないか。

ざっくりだけど、そんな話をした。

★ ★ ★

今のスーパーでの仕事は、ほとんどが年上の人ばかりで、しかも今年70歳の方が三人もいて、自分は半分子供みたいな扱いをされつつ、未経験の仕事でもあるし、とにかく失敗しながら、見守ってもらいながら、育ててもらっている。

働き始めのころは、それがちょっと嫌で(それこそ押し付けられてるみたいで)苦しいこともあったけど、途中から、失敗するのは当たり前で教えてもらうしかない、そしてこの人達は私を育てる気持ちがある人たちだ、と分かってからは、気持ちが楽になって、失敗しつつも、自分がやれるやり方で仕事を身につけていっている。

しかも、数年に渡ってプロジェクトを進めるゲーム開発の仕事とは違い、一日一日、その日働けばそれで終わる仕事は分かりやすく頑張ることもできるし、体を使う仕事だということもあって、なにかとシンプルで働きやすく、体も心もすこぶる調子がいい。

「お前本当に不器用だなぁ。バカか。ほら、こうすればいいだろうが」と、おっちゃんに口悪く言われつつ、その不器用な優しさに見守られながら。

今日もこれから仕事。いってきます。

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