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「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」東畑開人 [いま、ここ、わたし]

おとつい図書館に予約してた本が来たとのメールがきたので、とりにいったら、なぜか2冊の本を渡された。

あれ?とおもったら、もう一冊は東畑開人さんの「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」で、そういえばずいぶん前に予約して、でも全部貸出中で借りられなくて、予約してたことを忘れてた。

今日、ベランダの掃除が終わって、ぼーっとしてて、橋本治さんの本でも読もうかなーって思ったんだけど、なんとなく東畑さんのこの本を読み始めた。

東畑さんの本は「居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書」と「心はどこへ消えた?」を読んでて好きなんだけど、この本を読み始めたら、嫌な気持ちが湧いてきて、あれあれ?と思う。

前読んだ二冊はエッセイだったけど、今回は具体的なカウンセリングの話で、こーしなさい、あーしなさい、って言われてる感じがして、なにかに従うのがすごい嫌な今の自分にはあわないのかもなー、と思いつつ、それでも、もうちょっと、と思って読みすすめた。

第二章に、他人はわかってくれないから話さない、なにか決めるのも話さないで一人で決める、みたいな人の例が出てきて、あー、自分もそうだなーって思う。

よく兄貴には「お前は本当に家族に相談しない」って言われてて、実際、高校の進学もコンピューターの専門学校に行くことも、東京に出てくることも、勝手に決めて、勝手にやってきた。

それはたしかに、他人はわかってくれない、って思っていたから。

話しても否定され、拒否される、という気持ちが強いから。

同性が好きだ、ということも、わかってくれるはずはないと諦めてたから、ずっと誰にもはなす気になれなかった。

この本を読みながら、あー、まだそういう気持ちあるなー、話すの怖いんもんなー、って思う。

他人にあれこれ言われることを嫌に思う気持ちを感じながら、その上で、ひとにすなおに話せるようになっていきたいよなー、とも思う。

こころだけが見つからない、か。

うん。

最後まで読んでみよう。


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