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nasneのスタッフクレジット [いま、ここ、わたし]

テレビはほどんど見ないけど、一応テレビはあるし、たま~に見たい番組もあるから録画できるようにnasneを持ってる。

4年前に引っ越した時、PS4と同時にnasneを買って、ビデオデッキを捨てた。場所取るから。

★ ★ ★

今日は、ネット回線の切替日で、念の為、nasneの設定を確認しておこうと思ってiPhoneで設定画面を開いたら、「本アプリについて」という項目が何故か目に入り、その中を見たら「クレジット」があった。

開いてみると、ゆったりとしたBGMとともに開発者や関わったスタッフのクレジットが流れ出した。映画みたいなやつ。

「ああ、こういうアプリでもクレジット入れたりするんだ」とちょっと感動して、自分がゲーム開発を始めた頃、スタッフクレジットがあるゲームと無いゲームがあって、なんでだろうと同僚と話したことを思い出した。

その時はスタッフクレジットに名前を載せないことで、他社から人材の引き抜きに使われることを避けてるんじゃないか、とか、下請けが開発してることがバレないように、とか、話した気がする。

本当のところはわからないし、それぞれ事情があったり、なにも考えてなかったりするんだろう。

★ ★ ★

二社目の主に下請けの会社に勤めたとき、自分がすべてプログラムをしたゲームにスタッフクレジットを入れるかどうかが議論になって、スケジュールがきつかったし、マネージャー的にはなしにする方向だった中、「作ります」って言って、やや無理やり入れたことがあった。(他の開発スタッフの人は喜んでくれた記憶がある)

さっき、nasneのスタッフクレジットを見て、なんでただのスタッフクレジットに感動してるんだろうと思いつつ、そんなこんな自分のことも思い出しながら、この文章を書いてる。

どんなものにも作った人、関わった人がいるんだよね。

それは当たり前のことなのに、スタッフクレジットなどで表さないと、つい忘れてしまったりする。

どんなものでも人が関わっているのに、間にお金を介することで人が消えていく。

それは自分が消えていくことでもあって、自分が関わったことがなかったことになっていく。





ここまで書いて、スタッフクレジットに関して、昔記事を書いた気がして検索したけど出てこなかった。

ちょっと近い記事はこの2つ。

【2006/07/03 PS3とかWiiとかコストとかマネージメントとか】
【2009/06/18 面白いゲームが当たり前に存在する奇跡】

うん。そうだ。当たり前のことは当たり前じゃないんだ。

慣れることは良い面もあるけど、鈍感になることでもある。

だから、nasneのスタッフクレジットが当たり前のことを表してるだけなのに感動しちゃう。

思い出させてくれてありがとう。nasne。

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