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【書評:自閉症者の魂の軌跡~東アジアの「余白」を生きる 真鍋祐子】 [いま、ここ、わたし]

タイトルに一応「書評」と書きましたが、なんか凄すぎて何もかけないです。

いや、、、なんというか、、、圧倒的に良かったです。まさに今の自分が読むべき本でした。

でも、本当はこの本は買う予定じゃなかったんですよね。

「叢書 魂の脱植民地化」シリーズの中の「魂の脱植民地化とは何か 深尾葉子著」を買おうと思って東京の丸善に行ったら在庫がなくて(hontoアプリでは在庫アリだったから行ったんですが)、他に「叢書 魂の脱植民地化」シリーズで在庫があるもので、たまたま立ち読みして気になったのがこの本だったんですよ。

でも、手に取りながら、「ん〜何故か気になるけど、本当にこの本読みたいかなぁ。どうだろうなぁ」と迷いながら買ったわけです。

まさかの当たり。。。

「叢書 魂の脱植民地化」シリーズは、竹端さんの、

が気に入ってて、あと、同じ「叢書 魂の脱植民地化」シリーズで書いている安冨さんと漫画家の細川貂々さんの共著、

も好きで、まぁ、今の自分が読みたい本なわけです。

・・・と、ちょっと検索してたら、竹端さんのブログ【surume blog 2016年6月17日:定型発達でない、という「強み」】で、この本が取り上げられていたので、気になる方はそっちも読んでもらうとして、自分は何にこんなに惹かれたのかなぁ、、、と考えたりしています。まさにいま。

自分から否応無しに立ち上がってくるものを、如何に社会と「折り合い」をつけるのか。
自分の限界、有限を、身にしみるまでの流れ。
研究者として高みから見下ろすのではなく、生かされる存在としての研究者。

そんな筆者の姿を今の自分に引き当てつつ、自分の限界を受け入れ、それでも何かをすることが、もしかしたら可能かもしれない、そんなギリギリの感じを持ちました。

・・・とにかく、その告白の誠実さに衝撃を受けました。

これまた誰に勧めるのが良いのか分かりませんが、気になった方はどうぞ。

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